Web開発環境構築

それでは、Windows環境で LinuxNight を用いたWeb開発環境を整備していきます



Windows に VMware Workstation Player 導入

まずは、LinuxNightをインストールする仮想マシンを構築するため、VMware Workstation Player を導入します

公式ページ からインストーラをダウンロードしてきても良いのですが、コマンドベースの方が操作手順が少なくミスが生じにくいため、ここではコマンドベースで各種ソフトウェアをインストールできる Chocolatey パッケージマネージャを用いてインストール作業を行います

Win + X |> A キーで管理者権限PowerShellを起動し、以下の通りコマンドを実行してください

# Chocolatey 導入
> Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))

# Chocolatey バージョン確認
## 2019年12月時点では 0.10.15
> choco -v
0.10.15

# VMware Workstation Player インストール
## -y オプション: 確認なしでインストール
> choco install -y vmware-workstation-player

# 無事インストールされたらWindowsを再起動
> Restart-Computer

LinuxNight仮想マシンの作成

LinuxNight のイメージファイルをダウンロードしておいてください

なお、本ドキュメントでは MATEデスクトップ版 をインストールすることを前提としています

仮想マシンの作成

LinuxNight MATEデスクトップ版 のイメージファイルをダウンロードしたら VMware Workstation Player を起動します

VMware Workstation Player は、個人利用に限り無償利用可能のため、初回起動時のダイアログでは個人利用ライセンスで使用するようにチェックを入れて起動すると良いです

起動したら「新規仮想マシンの作成」から仮想マシンを作成します

vmware01.png

  • 新規仮想マシン作成ウィザード
  • ゲスト OS の選択
    • バージョン: Ubuntu 64ビット
  • 仮想マシンの名前
    • 仮想マシン名: LinuxNight (任意の名前をつけます)
    • 場所: (デフォルトのままで問題ないです)
  • ディスク容量
    • ディスク最大サイズ: (最低 20GB 以上必要です)
      • Dockerでガッツリ開発する場合は 100GB 以上ないと厳しいかもしれません

上記の手順で空の仮想マシンが作成されます

続いて「仮想マシン設定の編集」から仮想マシンの設定を行います

vmware02.png

  • メモリ: 可能なら 4096MB (=4GB)
    • ※ 2048MB 以上あれば大抵は問題ありません
  • プロセッサ:
    • プロセッサコアの数: 可能なら 2 以上
  • CD/DVD(SATA):

設定したら「仮想マシンの再生」から仮想マシンを起動します

色々起動オプションが出てきますが、一番上の「Start Linux Mint」を選んでください(放っておいても勝手に選ばれます)

また、初回起動時 VMware Tools Linux 版 のダウンロードを推奨するダイアログが出るため、ダウンロード・インストールしておくと良いです

vmware03.png

しばらくすると LinuxNight が起動しますが、これはライブセッションと呼ばれるお試しシステムです

このシステムでは設定の保存等ができないため、LinuxNight システムをインストールする必要があります

LinuxNight のインストール

まず、仮想マシン内の「Desktop」にアクセスします(「Desktop」アイコンをダブルクリック)

vmware04.png

Desktop には「Install Linux Night」というアイコンがあるはずなので、これをダブルクリックして起動します

vmware05.png

  • 言語選択: 日本語
  • キーボードレイアウト: 日本語 - 日本語
  • Linux Night のインストール準備
  • インストールの種類
  • どこに住んでいますか?: Tokyo

言語パッケージのダウンロードなどに時間がかかりますが、インストールが終わるまでしばらく待ちます

完了したら再起動します

vmware06.png

再起動前に「Please remove the installation media」(インストールメディアを取り除いてください)という指示が出てきます

Ctrl + Alt キーを押すと、仮想マシンからフォーカスが外れるため、左上の「Player」から 取り外し可能デバイス > CD/DVD(SATA) > 設定 を選びます

vmware07.png

  • CD/DVD(SATA)

上記の設定により、インストールメディアを取り除いたことになります

仮想マシンに戻り ENTER キーを押すと、仮想マシンが再起動されます

LinuxNight ログイン

仮想マシンが起動すると以下のようなログイン画面になります

vmware08.png

LinuxNight MATE のデフォルトユーザは mint で、そのパスワードは night に設定されております

そのため、パスワードに night と入力し、ログインします


VMware Tools のインストール

今のままでは、ウィンドウサイズを変えても仮想マシンの画面サイズが変わらない、クリップボードが共有されないなどの問題があります

そのため、VMware Tools をインストールします

VMware Workstation Player の下部に出ている「Tools のインストール」をクリックしてください

vmware09.png

その後、デスクトップにある「コンピュータ」のアイコンをダブルクリックし、「VMware Virtual SATA CDRW Drive」のアイコンをダブルクリックします

vmware10.png

すると中に「VMwareTools-X.X.X-XXX.tar.gz」(Xは任意の数字)のアイコンがあるはずなので、それを開きます

vmware11.png

解凍ソフトが起動するので「展開」ボタンをクリックしてください

vmware12.png

解凍先を「デスクトップ」にして「展開」ボタンをクリックします

vmware13.png

展開が終わったら解凍ソフトは閉じてよいです

デスクトップに「vmware-tools-distrib」アイコンが増えているため、それを開き右クリックメニューを開いてください

右クリックメニューの中にある「端末で開く」を選ぶと、「vmware-tools-ditrib」ディレクトリの中でターミナルが開きます

vmware14.png

ターミナル内で以下のコマンドを実行すると VMware Tools がインストールされます

# sudo 権限で vmware-install.pl を実行
$ sudo ./vmware-install.pl -d
[sudo] mint のパスワード: # <= night と入力

vmware15.png

インストールが完了したらマシンを再起動してください

$ sudo reboot

再起動後、ウィンドウサイズを変更すると仮想マシンの画面サイズも変わるようになっているはずです

これで一通り開発環境が整いました

後からディスク容量を拡張する場合

様々な Docker イメージを使っているとあっという間にディスク容量を消費していってしまいます

そういった場合、後から仮想マシンのディスク容量を拡張することが可能です

【仮想マシンの設定】 > ハードディスク > 展開 をクリックしましょう

vmware-expand.png

ここでディスク最大サイズを変更できます

ただし、ここで拡張されるのは仮想マシンのディスク容量だけであり、インストール済みの Linux ファイルシステムのパーティションサイズは変わりません

そこで、仮想マシンにログインして以下のコマンドを実行する必要があります

# 現在のパーティション情報確認
$ sudo fdisk -l
ディスク /dev/sda: 256 GiB, 274877906944 バイト, 536870912 セクタ
 :
デバイス   起動 開始位置  最後から    セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sda1  *        2048 268433407 268431360   128G 83 Linux

# 指定パーティションを TUI で操作
$ sudo fdisk /dev/sda
### <doc>
# m: 対話モード用コマンドを一覧表示する
# p: パーティションテーブルを表示する
# v: パーティションテーブルを検査する
# n: 新しいパーティションを作成する
# a: ブート可能フラグを切り替える
# d: パーティションを削除する
# w: パーティションテーブルの変更を保存して終了する
# q: パーティションテーブルの変更を「保存せずに」終了する
### </doc>

### <tui>
コマンド: d # パーティションをいったん削除
    # 複数パーティションがある場合、削除対象のパーティション番号を入力する
    # パーティション番号: 1 # /dev/sda1 を削除
コマンド: n # パーティション新規作成
    パーティションタイプ: p # 基本パーティション
    パーティション番号: 1   # /dev/sda1 パーティション作成
    最初のセクタ: # そのまま ENTER
    最終セクタ:   # そのまま ENTER
    署名を削除しますか?: n # 署名は削除しない
コマンド: p # パーティション確認
    ディスク /dev/sda: 256 GiB, 274877906944 バイト, 536870912 セクタ
     :
    デバイス   起動 開始位置  最後から    セクタ サイズ Id タイプ
    /dev/sda1           2048 536870911 536868864   256G 83 Linux
コマンド: w # パーティションを保存して終了
### </tui>

# ディスクチェック
$ sudo e2fsck -f /dev/sda1

# ファイルシステムサイズ拡張
$ sudo resize2fs /dev/sda1

# ファイルシステムサイズを確認
$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev            949M     0  949M   0% /dev
tmpfs           197M  1.3M  196M   1% /run
/dev/sda1       252G   73G  168G  31% /    # <= Size が増えていることを確認
 :